高級志向を持ったボールペンのブランドとして、たいへん著名な「パーカー」。
筆記用具の質にこだわる人や、プレゼントとして贈りたい人などから、人気を集めています。
しかし「パーカー」というブランドについて、万年筆やボールペンの高級ブランドということは知っていても、具体的にどういったものなのかよくわからなかったりしますよね。
本記事では、パーカーが持つ特徴や人気の理由について、詳しく解説します。
合わせて、選び方やおすすめのボールペンについても紹介していますので、参考にしてみてくださいね!
1.パーカーとは
引用元:パーカー公式サイトより
パーカーは、アメリカ発のボールペン・万年筆ブランドです。
1888年に、ジョージ・S・パーカーが創立しました。
130年以上にわたって優れたボールペンを輩出し続ける、歴史あるブランドでもあります。
クオリティは、世界トップクラスであると評価されています。
極めて優れた製品を作り続けるブランドへ送られる「ロイヤルワラント」も獲得。
つまり、いわゆる「英国王室御用達」というわけです。
パーカーのボールペンは、そのクオリティの高さと圧倒的なネームバリューから、世界中で愛されています。
2.パーカーのボールペンが人気の理由
パーカーのボールペンが人気を集めている理由はさまざまあります。
もっともユーザーから魅力的に映っているのは、「高級感」・「デザイン性」といったところでしょう。
一貫して洗練された高級志向とデザインは、ユーザーの心を掴んで離しません。
使われている素材も高品質であり、まさに質実剛健と言ったところ。
中には、金を使っているものも、ラインナップされています。
また、耐久性や故障の少なさも魅力です。
たいへん精巧かつ頑強に作られており、長きに渡って愛用できます。
3.パーカーのボールペンを選ぶポイント
パーカーのボールペンを選ぶときには、いくつかのポイントがあります。
選択肢が多いので、ポイントを把握して、しっかり絞り込みましょう。
3-1.まずはシリーズの特徴をおさえよう
パーカーは、ボールペンを「シリーズ」として展開しています。
まずはこれをおさえておきましょう。
3-1-1.「デュオフォールド」
デュオフォールドは、パーカーのブランドラインにおいて最高位に当たります。
- 書き心地
- デザイン
- 精巧さ
- 高級感
といった、高級路線に求められるすべての要素を、高いレベルで満たしています。
世界でもっとも贅沢な筆記用具ブランドのひとつです。
3-1-2.「プリミエ」
プリミエは、デュオフォールドに次ぐ位置づけのブランドライン。
プリミエでしかあり得ない特徴的なデザインと、圧倒的な書き心地が、プリミエの魅力です。
3-1-3.「ソネット」
パーカーにおいて、もっとも革新的なブランドラインです。
今までのボールペンにあった固定概念を覆すようなデザインのものが揃っています。
3-1-4.「フロンティア」
フロンティアは、パーカーにおける廉価版のブランドラインです。
元々は若年層に向けて、展開されていました。
とはいえ、クオリティの高さは、廉価だからと言って変わりません。
手に入れやすいということから、多くのユーザーが愛用しています。
3-1-5.「ジョッター」
ジョッターは、普段使いに特化したライン。
スタンダードなデザインと、実用的な書き味が特徴です。
ジョッターを持っている、見かけたことがあるという人も多いでしょう。
3-1-6.「アイエム」
パーカーにおいて、もっともカジュアルなブランドラインです。
汎用性の高いデザインと、しっかりとした作りが特徴。
ボールペンとしては比較的ポップなデザインが施されているものなど、変わり種も存在します。
3-2.シリーズが多い油性インクがおすすめ
パーカーでボールペンを選ぶなら、油性インク対応のものがおすすめです。
なぜなら、圧倒的に選択肢が多いからです。
その他のインクを使うものもありますが、かなり選択肢が限定されます。
よほど特定のインクにこだわりがない限り、油性インクを使うものから選ぶとよいでしょう。
3-3.ペン先のタイプを選ぶ
ペン先のタイプで選ぶのも、賢い方法です。
パーカーの「ペン先」には、3種類あります。
ひとつは、「ノック式」。
ペンの頭を押すタイプです。
片手で操作ができ、もっとも便利です。
ふたつ目は「ツイスト式」。
本体を回して、芯を繰り出すタイプ。
ただそれだけで、高級感を感じさせます。
最後は「キャップ式」。
ペン先をキャップで閉じているものです。
インク漏れなどのトラブルに強いのが特徴。
3種類のうち、もっとも自分に合っていると思えるものを選ぶとよいでしょう。
3-4.好みの太さを選ぼう
ボールペンなのだから、芯の太さはある意味でもっとも重要かもしれません。
パーカーのボールペンで採用されている芯の太さは、たいてい
- 0.5mm
- 0.7mm
- 0.8mm
- 1.0mm
のいずれかです(例外的に、他の太さがラインナップされているものもあります)。
おそらくある程度、「自分は細いものと太いもの、どちらが好きか」というのは把握しているのではないでしょうか?
その感覚に応じて、芯の太さを選ぶとよいでしょう。
4.パーカーのおすすめボールペン10選
以上を踏まえたうえで、パーカーから特別おすすめできるボールペンを、10選紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
①パーカー アイエム ノック式ボールペン
- パーカー アイエム ノック式ボールペン
ベーシックなデザインにより、どんなシーンでも使える、汎用性の高い一本です。
いずれも落ち着いた色合いであり、クセがありません。
ノック式を採用しており、使い勝手や利便性も抜群。
「メインのボールペンとしてフル回転させたい」、「よいものを手にしたい」と考えている人へおすすめです。
② パーカー ソネット ボールペン
- パーカー ソネット ボールペン
極限までシンプルを追求したデザインと、安定した書き心地が魅力の一本。
いかにも「ソネット」らしい特性を持っています。
本体の太さまでポピュライズされており、実用性に秀でています。
文章を書くことが多い人にとっては、最高のパートナーとなり得るでしょう。
③ボールペン 名入れパーカー ジョッター
- ボールペン 名入れパーカー ジョッター
パープルやオレンジなど、珍しいカラーリングが揃っている、ジョッターのひとつ。
軽やかな書き心地と、ノック式による利便性が特徴です。
ちなみにリンク先から注文すれば、ペン頭へ名入れを入れることが可能です。
プレゼント用としても最適と言えます。
④パーカー ボールペン PARKER デュオフォールド
- パーカー ボールペン PARKER デュオフォールド
先ほど触れた、最高位のデュオフォールドです。
色合いも美しく、メタリックなパーツが洗練された印象を与えます。
特にペン頭側にある、横へ広がった意匠が特徴的。
もちろん、書き味や使い勝手も一級品です。
⑤パーカー ボールペン プリミエ カスタムライン
- パーカー ボールペン プリミエ カスタムライン
カスタムラインは、最近になってプリミエへとラインナップされたものです。
エレガントなデザインと、ツイスト式が高級感を漂わせています。
ワインレッドの方は、女性でも扱いやすいでしょう。
⑥【ボールペン パーカー】 フロンティア SS CT
- 【ボールペン パーカー】 フロンティア SS CT
クラシカルで標準的なデザインの、フロンティア SS CT。
派手さはないものの、どんなシーンでも、どんなユーザーにもフィットします。
やや太めのフォルム設計は、「指と腕に生じる疲れ」を抑制するものです。
快適な書き心地が堪能できるでしょう。
⑦パーカー ボールペン ジョッター スペシャルエディション ロンドンアーキテクチャー
- パーカー ボールペン ジョッター スペシャルエディション ロンドンアーキテクチャー
ジョッターとしては、かなり特徴的なデザインがあしらわれた一本です。
シルバー基調とブラウンの部分がうまくマッチングしています。
書き心地はジョッターらしく、滑らかで上質です。
ちなみにリンク先であれば、名入れも可能です。
⑧パーカーIM スペシャルエディション
いかにもアイエムらしいデザインが、とにかく目を引くスペシャルエディション。
ネイビー基調のタイガーストライプは、まず他では見かけられないでしょう。
ペン先が黒色で、全体的に引き締まった印象も受けられます。
アイエムは廉価的なラインナップですが、それを感じさせない優雅さが漂います。
⑨パーカー ボールペン ソネット プレミアム ブラウン PGT 1931483
- パーカー ボールペン ソネット プレミアム ブラウン PGT 1931483
新しいデザインを追求するソネットの理念が、そのまま体現されたかのような一本です。
ピンクゴールドがセンスよくあしらわれ、見た目にも美しいボールペンです。
普通のボールペンでは味わえない、パーカーならではの質感・デザイン感が楽しめます。
こういったデザインが好きだ、という人にはたまらないはずです。
⑩パーカー ボールペン プリミエ モノクローム
- パーカー ボールペン プリミエ モノクローム
とにかく高級感が前面に出ている、プリミエのモノクローム。
実用性が高いというところも特徴的で、握りやすく設計されています。
書き心地はスムーズで、特にインクフローはかなり優れています。
5.まとめ
一口に「パーカー」とい言っても、その種類はさまざまです。
根本的なブランドラインも多岐に渡りますし、デザインや芯の太さを考慮する必要もあります。
逆に言えば、それだけ自分自身の趣向とフィットするものと出会える可能性があるということでもあります。
もし迷うようであれば、ぜひ本記事で紹介したおすすめのボールペンをチェックしてください。