大事な手紙や公文書などを書くときにあると便利な万年筆。
普通のボールペンとは違い、持つだけで自然と背筋が伸びるような高級文房具です。
そんな万年筆ですが、インクがなくなったら当然インクの補充や交換をしなければなりません。
ですが、万年筆のインクは何を基準に選んだら良いのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、万年筆のインクの種類をはじめ、万年筆のインク選びのポイントや、おすすめの万年筆のインクを全9選ご紹介します。
万年筆のインク選びで迷っている方や、おすすめのインクを知りたい方はぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
Contents
- 1.万年筆のインクの種類を知ろう
- 2.万年筆のインク選びのポイント
- 3.おすすめの万年筆インク10選
- ①【パイロット】一般書記用インキ INK-30
- ②パイロット PILOT 万年筆用カートリッジインキ
- ③パーカー カートリッジインク
- ④PILOT パイロット 万年筆インキ iroshizuku 色彩雫 シリーズ(全24色)
- ⑤PLATINUM プラチナ クラシック古典インク INKK-2000 ボトルインク
- ⑥尚貴堂 ボトルインク はちみついんく
- ⑦モンブラン MONTBLANC パーマネントインク ボトルインク
- ⑧J.HERBIN エルバン 吸引式万年筆・つけペン用 トラディショナルインク
- ⑨万年筆 インク ペリカン Pelikan エーデルシュタイン Edelstein
- ⑩セーラー万年筆 四季織 万年筆用ボトルインク 月夜の水面(つくよのみなも)
- 4.まとめ
1.万年筆のインクの種類を知ろう
まずは万年筆のインクにはどのような種類があるのか確認しておきましょう。
・染料インク
扱いやすさで選ぶなら染料インクがおすすめ。
現在展開されているインクの多くがこの染料インクです。
染料インクの特徴は、水に溶けやすい性質のためペン先にインクが詰まってしまっても簡単に取り除くことができます。
一方で水に溶けやすい=文字がにじみやすいという側面も…。
また、色褪せもしやすいので、長期保存が必要な書類や手紙の保存には不向きとされています。
・顔料インク
顔料インクの特徴は水や色褪せに強いこと。
染料インクに比べるとにじまない染料のため、大事な書類や手紙の長期保存に適しています。
カラーバリエーションは黒や濃紺がメインです。
また水に溶けにくいので、ペン先にインクが詰まった場合は直るのに時間が掛かることも。
染料インクは初心者向けですが、顔料インクは万年筆の扱いに慣れている上級者向けといえるでしょう。
・古典インク
色の変化が楽しめるのが古典インクです。
万年筆で記入した直後は深い青色ですが、時間が経つにつれて酸化が進むと黒に変化します。
染料インクでありながら、耐水性があり書類や手紙の長期保存にも最適です。
2.万年筆のインク選びのポイント
今度は万年筆のインク選びのポイントをご紹介します。
ポイントは全部で3つ。
インクの基本的な特徴をしっかりと理解した上で、ご自身が長く愛用できるようなインクを見つけましょう。
2-1.インクの種類で選ぶ
先述したようにインクの種類は「染料」「顔料」「古典」の3通り。
それぞれに違いやメリットがあるので、どんなシーンで使うことが多いかを考慮して選ぶのがポイントとなります。
カラーバリエーションが豊富なのは染料、黒や濃紺が多いのは顔料なので、色の使い分けが多い場合は染料インクをおすすめします。
2-2.色で選ぶ
大事な書類の記入などビジネスでの使用が多い場合は黒インクが無難です。
手帳やメモへの書き込みなど多様なシーンで活躍します。
黒インクと同様に人気なのがブルーブラック。
黒よりも穏やかな印象を持ち、記入後に時間が経つと濃い紺色へと変化するので公的書類にも◎
万年筆でイラスト作成を楽しみたい方は、複数のカラーにチャレンジしてみましょう。
赤や青一つにしても、メーカーによって色の雰囲気が微妙に異なります。
色の濃淡を楽しみながら、自分だけのお気に入りのカラーを探してみると楽しみが広がりますよ。
2-3.インクの形状で選ぶ
インクの形状は大きく分けると2種類。
手軽に補充を済ませたい方には「カートリッジ」のインクがおすすめです。
カートリッジを万年筆に差し込むだけなので、手を汚さずにインクの補充ができます。
ただし、一方でカートリッジは互換性がほぼなく、基本的には決まったメーカーのインクでしか使えないので注意が必要です。
ガラスなどの容器に入った「ボトル」のインクは上級者向け。
万年筆にコンバーターを装着してからインクを吸い上げていきます。
カラーバリエーションも豊富な上、混色用と記載があるインクなら自分で好きな色を混ぜて作ることも可能です。
3.おすすめの万年筆インク10選
それではここからは、おすすめの万年筆インクを全9選ご紹介します。
先ほどお伝えした選び方のポイントを踏まえながら、ご自身が使いやすいと思えるインクを見つけましょう。
①【パイロット】一般書記用インキ INK-30
- 【パイロット】一般書記用インキ INK-30
ボトルタイプの上級者向けインクです。
カラーは定番のブラックとブルーブラックの他、レッドやブルーも揃っています。
1個当たり500円以下とリーズナブルな点も魅力です。
②パイロット PILOT 万年筆用カートリッジインキ
- パイロット PILOT 万年筆用カートリッジインキ
楽に補充できるカートリッジタイプ。
12本入りなのでまとめ買いやストックにおすすめです。
③パーカー カートリッジインク
- パーカー カートリッジインク
130年以上の歴史を誇るパーカーのカートリッジインクです。
英国王室御用達のブランドとして「ロイヤルワラント」の認定を2つも受けています。
そんなパーカーのインクだからこそ品質は◎
万年筆本体と一緒にギフトにするのもおすすめですよ。
④PILOT パイロット 万年筆インキ iroshizuku 色彩雫 シリーズ(全24色)
- PILOT パイロット 万年筆インキ iroshizuku 色彩雫
- 50ml・15ml (各24色)
日本の美しい自然や情景から創造された彩り豊かなインクです。
好きなインクを3個自由に選べるのがポイント。
カラーバリエーションは全部で24色。
少しずつ異なる色を買い足すのも良いかもしれません。
⑤PLATINUM プラチナ クラシック古典インク INKK-2000 ボトルインク
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PLATINUM プラチナ クラシック古典インク INKK-2000 ボトルインク
口紅をイメージして作られたピンク系カラーの万年筆インクです。
まるで大切なコスメを選ぶように、お気に入りの1色を見つけることができます。
ピンクやかわいい小物が好きな方へのプレゼントにもぴったりではないでしょうか。
⑥尚貴堂 ボトルインク はちみついんく
- 尚貴堂 ボトルインク はちみついんく
見た目は甘いはちみつ!中身は万年筆のインク!
本格的な透明感がSNSでも話題沸騰中です。
ほんのりはちみつの香り付きで、遊び心を感じられるインクとなっています。
⑦モンブラン MONTBLANC パーマネントインク ボトルインク
- モンブラン MONTBLANC パーマネントインク ボトルインク
恒久性の高さで選ぶならこちらのインクがおすすめ。
モンブランのインクは重要な書類へのサインなど、ここ一番のときにぴったりの名品です。
高品質な顔料インクを使っているため、書類や手紙の長期保存にも適しています。
⑧J.HERBIN エルバン 吸引式万年筆・つけペン用 トラディショナルインク
- J.HERBIN エルバン 吸引式万年筆・つけペン用 トラディショナルインク
インクの老舗で名高い「エルバン」のトラディショナルインクです。
自然の色をヒントに作られたカラーは全部で30バリエーション。
スタンダードなカラーをはじめとし、斬新で個性的なカラーなど通常サイズの1/3の容量なのでお試しにも◎
⑨万年筆 インク ペリカン Pelikan エーデルシュタイン Edelstein
- 万年筆 インク ペリカン Pelikan エーデルシュタイン Edelstein
高級万年筆でおなじみのペリカンの中でも人気のエーデルシュタイン。
オニキスやサファイア、トパーズなど宝石の名前が付けられているのが特徴です。
適度な重量感と柔らかな曲線を描くボトルが全色集めたくなるようなデザインとなっています。
⑩セーラー万年筆 四季織 万年筆用ボトルインク 月夜の水面(つくよのみなも)
- セーラー万年筆 四季織 万年筆用ボトルインク 月夜の水面(つくよのみなも)
日本の老舗万年筆ブランド・セーラーの、四季をテーマに作られた万年筆インクです。
まるで四季折々の夜長の水面を感じさせる風情ある色使いが魅力です。
20mlのミニサイズなのでコレクションとして集めるのもおすすめ。
4.まとめ
今回は万年筆のインクの選び方や、おすすめの万年筆インクを全9選ご紹介しました。
あなたが気になる万年筆のインクは見つかりましたか?
万年筆本体のデザインはもちろんですが、インクのデザインやカラーにも着目してみるとまた違った万年筆の楽しみ方ができるようになりますよ。
今回の記事を参考に愛着の持てるお気に入りのカラーを見つけてくださいね。