【実は簡単】万年筆のお手入れ方法をタイプ別に解説|基本は水でよく洗うだけ

投稿日: カテゴリー 万年筆


定期的なお手入れをすることで半永久的に愛用することができる筆記用具「万年筆」。

ですが、万年筆の正しいお手入れ方法や、どれくらいの頻度で手入れをすればいいのか分からないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、万年筆の正しいお手入れ方法についてを詳しく紹介していきたいと思います!

後半には人気のおすすめ万年筆も紹介していくので、ぜひ万年筆選びの参考にしてみてくださいね。

1.万年筆の魅力

メモ, 書きます, 万年筆, フィラー, ワークプ レース, デスク, 紙, ドキュメント, ペン, オフィス

冒頭でも述べましたが、万年筆の最大の魅力は、長年愛用できるという点です。

ボールペンなどの他の筆記用具とは違い、インクがなくなっても補充ができたり、壊れてしまっても修理に出すことができるので、万年筆というその名前の通り万年でも使うことができます。

さらに、万年筆のペン先は使い込むほどに自分の書き方に馴染んで使いやすくなっていくというのも魅力の一つ。

長年使い続けることにより自分だけの特別な1本へと成長していくというのも万年筆が多くの人に愛され続けている理由となっています。

また、他の筆記用具では味わうことのできないなめらかな書き心地も万年筆ならではの魅力です。

万年筆は、筆圧をかけることなくスラスラとペン先を当てるだけでしっかりと書くことができるので、長時間使っているも手が疲れにくいというというメリットもあります。

このように万年筆には様々な魅力が詰まっているので、まだ使ったことがないという方はこれを機会に1本購入してみてはいかがでしょうか?

2.万年筆を手入れするタイミング

万年筆はどれくらいの期間に何回お手入れをしなければいけないなどの決まりは特にありませんが、長く愛用するためには数ヶ月に1度はメンテナンスすることをおすすめします

そこでここでは、手入れが必要となるタイミングや、手入れのタイミングの目安となる時を紹介していきましょう。

ちなみに、毎日使っているという場合であれば3ヶ月に1度くらいのペースでメンテナンスをしているという方が多いようなのでこちらも参考にしてみてください。

2-1.インクの出が悪い時

インクの出が悪いという時は、中でインクが固まってしまっていたり、ペン先に紙の繊維が詰まっている可能性があります。

そんな時は水洗いすることでインクの出が復活するので、お手入れするようにしてください

それでもインクの出が悪いという場合は、ペン先やペン芯が原因かもしれなのでパーツの交換を検討しましょう。

2-2.インクの色を変えたい

インクの色を変えたいという時にも手入れが必須となります。

何もせずにそのままインクを交換してしまうと色が混ざってしまうので、必ず洗浄してから交換するようにしましょう

2-3.1ヶ月以上、使わないとき

万年筆にとってインクの乾きは大敵です。

使わない期間が長いと内部でインクが乾燥して固まってしまいます。

ですので、あらかじめ使わなくなることが分かっている際には、インクを抜いて洗浄してから保管すると次回使う時に安心です。

3.【タイプ別】お手入れ方法

万年筆のお手入れなんて大変そう…なんて思っている方もいるかもしれませんが、実はその方法はとっても簡単。

万年筆のお手入れ方法の基本は水洗いでOK!

インクが固まってしまった際などはぬるま湯を使うのもおすすめです。

ですが、高温の熱湯や洗剤は万年筆を痛めてしまったり、ペン先を変形させてしまう恐れがあるので使わないようにしてください

また、万年筆のタイプによって細かいお手入れ方法は異なるので、タイプに合ったメンテナンスを行いましょう。

3-1.吸入式

吸入式の万年筆は、インクを万年筆本体で吸引して使うタイプのものなので、洗う時にパーツを取り外しすることができません。

ですので、吸入式の万年筆を洗浄する時は、まずはコップに水を多めにためてインクを吸引するのと同じ要領で水の吸引と排出を繰り返します。

コップの水を換えながらインクの色が出なくなるまでこれを繰り返し行いましょう。

洗った後は、ペン先の水分を柔らかい布で拭き取って、1日ほど内部を乾かしてから使うようにしてください。

3-2.両用式(コンバーター式)

両用式(コンバーター式)の万年筆は、瓶のインクを吸入して使うタイプの万年筆です。

吸入式とは違い、コンバーターを万年筆本体から外して洗うことができます

洗浄方法は、深めのコップに半分ほど水を入れ、コンバーターにインクが残らないように数回水を出し入れして洗っていきます。

その後は、ペン先から大先の部分をコップに一晩浸して放置しましょう。

一晩浸したら、水道の蛇口で弱めにすすいでインクを流して、布やティッシュで水分を拭き取ればOKです。

3-3.カートリッジインク式

カートリッジインク式の万年筆は、名前の通りインクがカートリッジ式になっており、両用式(コンバーター式)と同様にパーツを分解して洗浄することができます。

まずは、胴軸とカートリッジを取り外してペン先から大先の部分を水をたっぷりためたコップに一晩浸してインクを落としましょう。

一晩経ったら、インクの色が出なくなるまで水道水で洗い流して、水分を拭き取ればお手入れ完了です。

4.人気の万年筆5

それではここからは、お手入れすることで長く愛用できる人気のおすすめ万年筆5選を紹介していきましょう。

気に入った商品があればぜひ詳しくチェックしてみてくださいね。

①プラチナ 万年筆 PNB-15000 PLATINUM 3776 センチュリー

大正8年創業の老舗メーカーが手がけている万年筆。

定番のブラックやブルーの他、ホワイト、グリーン、レッドのカラーバリエーションから選ぶことができます。

本体に名入れができるので自分用にはもちろん、プレゼントにもおすすめですよ。

②ラミー万年筆 サファリ カジュアル

ポップでカラフルなカラーが特徴のカジュアルな印象の万年筆です。

人間工学に基づいたグリップ形状で書きやすさは抜群!

リーズナブルな価格帯ですが、軽量で丈夫な使いやすい一本に仕上がっています。

PILOT<パイロット> 万年筆 COCOON<コクーン>

人気文具メーカー「パイロット」から販売されている万年筆がこちら。

丸みを帯びたボディと柔らかなシルエットが魅力のお洒落な一本となっています。

メタリック調の豊富なカラーバリエーションもポイント。

④パーカー PARKER 万年筆 ソネット

英国王宮御用達のロイヤルワラントを授与されているブランド「パーカー」から発売されている万年筆です。

高級感と品のある洗練されたエレガントなデザインが魅力。

ワンランク上の書き心地を味わえるそんな一本に仕上がっています。

ペリカン PELIKAN スーベレーン M600/M605 万年筆 5

美しいストライプ模様が特徴なのがこちらの万年筆。

男女ともに使いやすいシックで落ち着いたデザインの一本となっています。

ピストン吸入式で書き心地も申し分ありません。

5.まとめ

以上、万年筆のお手入れ方法やおすすめ商品についての紹介でした。

万年筆は、他の筆記用具とはひと味違う魅力の詰まったアイテムです。

しっかりとメンテナンスをして大切に使えば万年筆は、あなたの一生もののパートナーとなってくれることでしょう。

ぜひこれを機会にお気に入りの一本を探してみてくださいね!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA